2018年5月29日火曜日

白激チャレンジ:奈良吉野川 - 2018/05/29

I & I Paddlesさん(@iandi22)がシェアした投稿 -


5月最後は I&I の定番ツアー、奈良吉野川の白激体験。ショートコースを1日かけて漕ぎ下る。ホワイトウォーターカヤックの魅力を詰め込んだコース設定。初めての方でも、急流&激流に挑戦する緊張感や爽快感や、漕ぎ降るだけじゃなく川の複雑な流れと遊ぶという感覚を一覧できるカタログみたいなツアー。


午前中、最初は漕ぎ方の基本から。とは言え、基本の反復練習はしんどい。基本技術の底上げなんて、今回はしない。色んなことを、次から次へとやってもらう。


 川には、水が流れているポイントと流れていないポイントがある。リバーランは、そのポイントを使って進めていく。


最初の練習セッションの山場は、"沈脱"の練習。沈した場合に、スムーズに艇から脱出すること。 全てのカヤックにとって、特に白激カヤックにとっては最も重要なテクニックの一つです。フォールディングで楽しんでいるパドラーでも、一度は練習しといて欲しい。

一つ目の瀬へのチャレンジが、午前中のハイライト。決して波は高くはないが、複雑に流れが絡み合う。しっかり漕ぎ抜けないと横向きに波を受けて沈してしまう。




今回の三人は、なかなか余裕の表情で漕ぎきりましたね〜


午後はいよいよ、この川の難所の一つ、芝崎の瀬に突入。漕ぎだす前にはしっかりとスカウティング(下見)をする。川の流れの、どこがどうなってるのかシミュレーション。ぶっつけ本番もいいけれど、それでは危険なこともある。思ったラインにフネを乗せ、流れを掴んでパドリング。そんなのが、リバーランなのだ。




またまた全員ダウンリバー成功!
お次は、この流れの"パワー"を感じてみたい。午前中の練習のパワーアップバージョン。


いつの間にか、なぜかわからんが、ひっくり返るんよねぇ.. という水の力を感じたところで、


次はミニミニサーフィン。下の写真、実はみんな上流を向いてるんです。海の波は、岸に向かって動いていくけど、川の波は上流を向いて止まってる。その波に乗る。側から見れば止まってるんだけど、ここは流れる水の上。波から少しでもズレれば下流に流されて行きます。その水の流れを縫うようなボートコントロールが必要。


そうこうしてたら、次は"天理教の瀬"がやってくる。なぜ"天理教"なのか?答えは実際に川に遊びにきて見つけてくださいね。今までより、さらに複雑な流れに翻弄される。一瞬の判断に、また一瞬の判断を重ねる。





時間にしてみれば、数十秒。でも、その数十秒には、充実感も爽快感も緊張感も不安も興奮も凝縮して詰め込まれている。

今度はさらに大きなウェーブでサーフィン体験。このウェーブはたどり着くのも難しい。でも、これがなかなか、チャレンジしたくなるんよね。


漕ぎまくって腕もパンパン。最後は身一つで泳いでみました。



正直に言いますが、このツアーに参加しても上手にはなりません。上手くなるには練習しないとね。でも、練習に取り掛かる前に、"ホワイトウォーター楽しい!"って思わないと、練習する気にもならないと思う(自分がそうでしたので)。このツアーは、その楽しさばっかり紹介してます。

ファルトで川下りを楽しんでるパドラーも、シーカヤッカーも、ぜひ一度遊びにきてみてください。すごく視野が広がると思いますよ。

I & I Paddles

2018年5月26日土曜日

琵琶湖の半分:永原駅〜近江舞子 - 2018/05/26

来る6月10日、琵琶湖縦断を目論んでいる。70km弱。平均時速6.3~4km(小休憩含む)で約11時間、途中休憩合わせて12時間の予定。


琵琶湖縦断は僕は完全に初挑戦で、緊張と興奮と不安と楽しみが入り混じるものの、はっきり言って、ネガティブな感情のほうが勝っている気もする。ヘドが出るほど疲れるのだけは確かなのだ。

こんなことするのは、もちろん僕が初めてというわけではなく、先人達がいる。その先人たちでも、途中リタイヤしている人たちも少なくない。リタイヤの理由は、ほとんどが天候。琵琶湖の"比良おろし"だ。湖西比良山地から吹き降ろす強風で、湖面はかなり荒れる。

今回、比良おろしと戦うつもりは全くなく、そうならないことを祈るのみ。


挑戦に付き合ってくれることになった H さんは、縦断経験者のツワモノ。「もう体力が..」と謙遜されてはいても、”自ら計画し、実行し、完遂する”というパドラーは信頼できるし、心強い。無理だと思った時に適切な判断をしてくれると思うから。


そんなことを言いつつ、練習がてら半分漕いでみようということになった。永原駅から近江舞子まで 35km。目標タイムは5時間30分。

この日の天候は最高!無風、面ツル。視界もすっきり。うっすら雲がかかり直射日光も辛くない。本番もこの天候になってくれることを願うばかりだ。




寄り道できないので上陸はなし。小休止の度に栄養補給。でも今回は、白髭神社に寄ってみた。本番は琵琶湖のど真ん中近くを通るので、この鳥居も遠くに小さく見えるんだろうな。



白髭浜のキャンプ場では、えらい髪のカラフルな連中が、似合わないジャージ着て遊んでた。これどういうイベント??


白髭神社を抜けると、今回のゴールの近江舞子まであと少し。



近江舞子って、こんなに人多いビーチやねんな.. 初めて知った。二十歳前後の学生グループのBBQやら、ギャルのBBQやら、みんなで水かけあって楽しそうやなー。こっちは35kmも漕いできたのに、迎えてくれる若い女子はおらんのか!とおっさん二人でブーブー文句を言いながら、5時間45分でゴール。




目標タイムには15分遅れだが.. この遅れが本番どう響いてくるんだろうか。気にしすぎかな?

先にも書いたが、今回、天候とは戦うつもりはない。逆に言えば、最高の天気になってくれることを願うしかない...

I & I Paddles

2018年5月24日木曜日

千丈寺湖 ハーフDAY - 2018/05/20

千丈寺湖でハーフDAYツアーを開催!


いつもあっちに行ったりこっちに行ったりしてる I&I では、半日ツアー開催が難しい。丸一日では子どもたちや、ファミリーで遊ぶのが難しい.. ということで、半日 x 2 ツアーを開催しました。

午前の部は、MROS 2018 に来てくれたお二人さまのご参加。カラッと晴れてるものの、風が少しキツく、なかなか思うようには漕ぎ進めず。一人乗りにもチャレンジしてもらいました。




午後の部は、ツアーにもよく来てくれる友人の家族・お友達家族でのご参加。ペアが変わったり、乗るカヤックが変わったり、水鉄砲使ったりハチャメチャな午後でした。やっぱり男の子のほうがアクティブで、父ちゃん母ちゃんは大変やな..










子どもたちも頑張ってたけど、やっぱり親の頑張りがすごい。子供に「あっち行って〜、もっと速くー!」と言われても、父ちゃん母ちゃんだって漕ぐのは初めて。できるわけがない!なのに、親は何とかやっちゃうんですね。みなさん、かなり動いていただきました。翌日は筋肉痛でヘロヘロだったんではないでしょうか。



ハーフDAYツアー、次回は 6/23(土)、また千丈寺湖で開催したいと思います。お待ちしてます〜!

イベント詳細: https://www.facebook.com/events/171035376863737/



2018年5月22日火曜日

初級者レッスン - 2018/05/19

適度な雨で、適度な増水。賑やかな奈良吉野川で初級者レッスンを行いました。ところが練習頑張りすぎて、写真がない!!大失敗や...

唯一撮ってた、何を撮りたいのかわからない写真

カヤックは漕いでるだけで楽しいし、浮いてるだけでも楽しい。でも、上手になれば、もっと遠くにもっと速く、もっといろんなところを漕げるようになります。同じフィールドでも見え方が変わり、遊びの幅が広がります。

体も変わってきます。『楽しかったけど体がだるい..』から『快い疲労感』にも変わってきます。『なんか最近シュッとしてへん?』と言われるようになります。ビールの美味しさも変わってくる。

というわけで、今回のレッスンは、『何回も漕いだことあって、何となくカヤックを動かすこともできる』という人向けに、『カヤックを動かす正しいテクニック』を知ってもらうというもの。最初は僕もそうでしたが、ファルトに乗ってるとなんとなく操船できてしまうんですね。でも正しい方法や効率の良い方法は知らなかった。そういう方、多いんじゃないでしょうか。

ツアーばかりの I&I では、なかなか練習の機会を作ることができないんですが、もっともっと『漕げる人』が増えて欲しいと思ったのでした。

I&I Paddles



2018年5月7日月曜日

仁淀川キャンプツーリング - 2018/05/03-05

高知の清流・仁淀川を漕いできました。2泊のキャンプを入れて、3日間の川旅です。



初日、まずは肩慣らしで、1時間ほどのショート区間。前日の雨のおかげか、水量もあってすいすい進む。ただ、小さな瀬のパワーも上がっていて、キャンプ地直前で沈した人も..。

ツーリングテント団地
初日、風が強くテントを貼るのも苦労。合計4張。風で飛ぶのを全員で抑えながら、一つずつ。だんだん慣れて、どんどん設置も早くなる。

オリロリ - 自画自賛が止まらない、私お手製の囲炉裏テーブル
トマトときのこの洋風炊き込みご飯
初日の夜ご飯はダッチオーブン x 2。



ブルガリア風赤パプリカの鶏肉煮込み
風が強いのと、料理の用意してたのと、終わるとすぐ飲み始めてしまったので、キャンプの写真が少ない...


二日目、この日は丸一日カヌーの日!キャンプを撤収してスタート。

山と空と川が美しすぎる

瀬を前に、どころなく緊張の面持ち
 しばらく漕ぐと、このコース一番の大きな瀬、"アイスの瀬"(と僕が勝手に呼んでいる)が。ここはしっかりスカウティングする。どのコースを通るべきか、失敗したらどうなるか、みんなでプランを確認。




全員無事クリア!水をかぶりながら完璧なルートで攻略できた。この後、みんなの漕ぎが劇的に変化(笑)びっくりするぐらい上手に。緊張感と達成感が自信と余裕になったんだろう。この後の川下りはペースも上がるし、余裕もでてきた。







すいすい進んで、二日目のキャンプ地に到着。この日は大きな河原に僕らだけ。僕らの笑い声と焚き火の爆ぜる音。それ以外はたまらなく静かな夜でした。



静かな夜が開けると晴天。いよいよ最終日が始まります。

K A Y A K




三日目ともなれば、本当に全員うまくなってきた。流れやコースを読むにも余裕がでてきた。すいすい進むが、漕ぐのがもったいないとも思う美しさ。進めば進むほどゴールが近づいてしまうという寂しさも。



この河原を抜けると、山間を抜け、川が開ける。つまり、ゴールが近づいてくるのだ。


ゴール直前、波川公園では、有名な"紙のこいのぼり"。地元名産の和紙で作られた鯉のぼりを川に流す。水面に漂う色とりどりの鯉のぼりを眺めながら、もう少し下流に進む。



あれよあれよという間にゴールが見えてきた。体の疲労ももちろんある。でも、この川旅が終わってしまう寂しさが残る。あまりにも非日常、あまりにも穏やか、あまりにも静かで幸せな三日間。


次の川旅はどこに行こう?ぼんやりと水に揺れる感覚を思い出す。

I & I Paddles