2016年12月21日水曜日

7つの 船 のこと

7つの船でナニカします とは言ってましたが、こんなことをしてました。

でも、何かはしてたはずなんだが、けっきょく何だったのかはわからず終いだ。




ここのブログで見るのが一番雰囲気わかるのかな。とにかく、大正リバーサイドに連日詰めて、木津川にカヤックでダイブしてたのです。




一応、作家は弟で、兄の私は技術面・ロジスティック面で全面協力。弟のダイブと私のダイブで計13ダイブ(段取り悪く、一度だけ滑れなかった..)。弟がダイブするときには、僕は水面で待機している。夜の、大阪環状線が頻繁に走るすぐ隣の、溝のような、隙間のような、確かに路でもあるんだが、意外と空が広く、電車が汚い水面に乱反射する。堤防の向こうの街の明るさ。こちらは確かに陰なのだ。人通りも少なくないが、誰もこちらを見ていない。取り残された空間。その境界に目をやると、コンクリートの壁の上に、カヤック一人、来るはずの船を待ち続けている。逆光。




クルーズ船から見てたらどんなだったのか、7つの船のクルーズ全体はどんなだったのか、何も知らぬまま。観たかったなと思う一方で、でも何だったのかはよくわからないんだろうな、とも思う。




水と人の世界の関係って、かなり微妙。そして、かなり大事。パドラーは、生活に何の関係もなく、そこに遊びに行ける特殊能力を持っている。


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2016年12月20日火曜日

晩秋の日置川ツーリング 2016/12/12


今年、何度も来てくれてる友人と、その会社の同僚の方々。何度も来てくれてたけど、いつもタイミング悪く"清流"には逢えなかった。なので今回はちょっと遠出の日置川です。高速が南に伸びて、日置川も日帰り圏内となりました。JR大阪駅を6時半に出発、現地着9時半。



神戸に比べると、南紀は少し暖かい。里から眺める深い山。山間を流れる、透明で、静かな水。ただし、漕ぐには少なめ。ほとんどの瀬がポーテージ必要なぐらいの渇水なので、距離は短めに。



ポーテージとは、漕ぐことができない区間を歩いて移動すること。浅瀬の手前で降りて、歩きます。ほとんどの瀬は50mほどなので、ちょっと歩いてまた乗ってを繰り返して、川を漕ぎ進む。

今回は、お客さんは河原を歩いて、僕がカラ船をロープで引っ張りながら流す"ライニングダウン"。水上ではスイスイ進むカヤックも、陸上を運ぶのは大変なので.. ツーリングには必須のテクニックです。


スタートポイントで I & I Paddles お手製のチキンのトマトソース煮込みを召し上がってもらい(今回はかなりよくできていたらしい)、ツーリング途中でまた休憩。

上陸ついでに、八草の滝へ。

テンション上がって、冬の滝行


陸上からはアクセスできない、幻の滝。漕いでいったからこそのご褒美ですね。




滝を後に、清流を漕ぐ。ツアーでは原則、僕が先頭を漕ぐ。道案内ですから。でもたまに入れ替わってもらう。同じ場所を漕いでいても、前方に誰かいるのとそうじゃないのは、風景の入り方が全然違う。誰もいない、まったく静かな水面にフネが跡をつけていく。



その静かな静かな風景に、いつしかみんな入り込み、自分の吐く空気が山に混じるのを感じるのです。

山と水に、気持ちがずいぶん洗われました。後ろ髪ひかれつつ、終了。冷えた体をエビネ温泉で温めます。


車に乗ると、爆睡。僕も途中で休ませてもらいました。大阪に帰ってきました。人口密度にビビる。みんないろんな気持ちで、ここで生きてるんよな。でも、たまには川にいらっしゃい。

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2016年12月19日月曜日

ナラヨシ・スーパーロング2016 完漕 - 2016/12/18

ナラヨシ・スーパーロング 〜吉野山麓から高野山麓 2016 を無事完漕!


僕がずっとバタバタで、なかなか企画できず。それでも昨年完漕者のエバグリのヒロさん、ゆきえ姉さん、初チャレンジのムッシュとまさやんという奇特なおバカが集まってくれました。

前回の反省から、今回は回送役を友人に頼む。だいぶん気がラク。


昨年より寒い気がする。水もほんの少し多いかな。08:35吉野高校前を出発!前半の緩やか浅瀬セクションは、太陽を背中に浴びて比較的快調に進む。



このコース32kmにはポーテージポイントが3つある。スタートから約8kmの下市取水場、約21kmの大川橋堰堤、約27kmの恋野のミニ堰堤。ここで必ず上陸するので、休憩を取る。今回は約19km栄山寺でも休憩。



前半は浅瀬&トロ場セクション、中盤はリバーカヤックの定番フィールドの急流セクション、後半は長いトロ場と2級の瀬。全体的にかなりトロ場が長いけど、それなりの瀬が出てくるので、リバーの経験も必要なのです。


それぞれの区間に流れのリズムがある。そのリズムに合わせて、ひたすら前漕ぎ、フォワードストローク。どのラインが一番速く効率的か、そして前漕ぎに全身が使えているか。この2点がポイント。

ふだんのリバーで、そんなことを考えている人は少ないと思う。でも、やっぱり基本は速く・遠く・正確に。




僕の使い古されたウェアやギアでは、防水性能もガタ落ちで、足もお尻も腕も冷たい。かなり辛い思いをしながら橋本高野橋に到着。15:30。6時間55分。


終わって即着替えをしていると、ムッシュ&まさやんから表彰状が!ありがとうございます!!


次回はもちっとイベントとして段取りしたいと考えてます。ほんとに、かなり面白いチャレンジです。1年に一回か、数年に一回でいいから、ほんまに皆さんにチャレンジしてほしいと思います。次回は何か完漕賞かんがえよ


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2016年12月13日火曜日

紅葉カヤック - 宇治川 2016/11/28

(ドタバタしている間に、もう2週間も過ぎてしまった.. )

11月の最後は、京都・宇治川の紅葉ツーリング。誰もが知る、十円玉の平等院鳳凰堂。その参拝客を下から眺め、水面からの紅葉を眺める。


今回は、神戸・三宮のバー「ビアカフェ・ラフィン」の企画イベント。お店のお二人とお客さんのお出かけですが、さすが神戸のナイトライフを担うワカモノ達。集合は三宮9:30とかなり遅めで、僕もゆっくりと準備させていただきました。

そうなると、行き先も限られてくる.. でも秋といえば、紅葉といえば、宇治川。高速で1時間で楽々に現地到着。


天ヶ瀬ダムの直下から、京滋バイパスまでのショートコース。短いけど、良いとこ取りの良コース。


回送用の自転車をカヌーに載せて.. このシーズンは回送ルートが渋滞しがちなので、便利なのです。

放水口下は、かなりの水量だったので、ポーテージ。


本当は上陸して、参道散策もしたかったけど、時間がなかったので諦めました。


宇治橋を抜けると、川は一気に広がる。河川敷を歩く人、堤防の上を走る車を見る。"いつもは"むこうの人だった。今はこっちの人になる。男子高校生二人が真剣に相談しているのを見ながら、秋の日暮れの、ちょっぴりセンチな気分に浸りながら、ツーリング終了。



ライフジャケットを脱ぐと、みんなおしゃれさん達でびっくりするのでした。昼の自然と、夜の街。どっちもたくさん、遊んでください。

兵庫県神戸市北長狭通2-4-3
090-5466-2156  
クラフトビールとイタリアン
カウンター7席、パーティルーム1室(12名様まで)気軽に一杯からがっつりコース料理まで幅広く楽しんでいただけま


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2016年12月7日水曜日

紅葉カヤック- 千丈寺湖

千丈寺湖、ひょっとしたら最もよく漕いでるフィールドかもしれない。この水面にカヌーを浮かべるのは何回目かなと思いつつ、紅葉の季節に来たことあったかな、と記憶を辿る。


11月はかなり忙しく過ぎていったが、ようやく妻の休みと合ったので、ゆっくり昼過ぎに千丈寺湖へ。湖畔が赤い。メタセコイアかな。松の葉より、杉の葉より、もう少し柔らかい。その落ち葉をよけて、焚き火をセット。オーブンに食材を放り込んで、湖面に出る。



明るめの曇り空、たまに晴れ間も見えるものの、山の彩りが映える時間は多くない。目を水面に落として、揺れる山蔭を楽しむ。


千丈寺湖の西側の北端、紅い針葉樹が美しく並ぶ。静かな水面は鏡のようだ。


のんびり漕いでると、戻りの頃には日が落ちかけていた。ダッチオーブンの中身が心配。


心配していた通り、底に焦付き、食料は2/3ほどに減っていた。ただ、中身はけっこう食べれるもんだ。鍋の中全体が少々焦げ臭いものの、火の匂いと相まって、気にはならない。焚き火のあかりで、食べられる場所を探そうとしても、鍋そのものの陰になってなかなか見えないのだ。

11月、師走よりも師走のように過ぎてしまった。来年こそは.. この風景をもっとたくさんの人と楽しみたい。

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