2017年8月20日日曜日

白浜・円月島 - 2017/08/20, 27


2週連続白浜へ。真夏の白浜は初めて。昨年から何回も来る機会はもらっていたけれど、人と車で溢れる最繁忙期に来るのは初めてだった。



いや、浮ついてるね。なにこの浮ついた空気。夏の、海の、観光地の。海外のリゾート地ともまた違うんやろな。全員が遊ぶためにこの場所にいる。この場にいる全員がウキウキしているんやね。その中心は間違いなく白良浜なんだろうけど、パラソル溢れるビーチを横目に素通りし、僕は僕で、この土地で飛びっきりの楽しみ方を知っているのだ。



円月島エリアには、グラスボート会社や、京都大学水族館、南方熊楠博物館、その奥に番所山公園がある。”番所”はそのまま見張りに適した、四方に開けた”でべそ”のような岬だ。四方に開けていればこそ、波も八方から受ける、漕ぐには難しい場所でもある。だから、この番所山を”ぐるり”と漕ぐ機会には今まで恵まれなかったのだ。


でもこの”ぐるり”が円月島巡りには、最高のコースとなる。実は番所山の岸壁部は円月島と地続きで、同じ岩石でできている。浸食によって、小さな円月島とでも言えるような奇岩、岸壁が続き、豊かな磯を作っている。





臨海浜を漕ぎ出し、大きく浸食された壁を巡り、沖に向かって塔島へ渡る。 岩礁を超えるたびに波の様子が少し変わる。時には細い水路も抜ける。目を水面下にやれば複雑な形の岩の間を泳ぐ魚も見える、顔を上げれば眩しい夏の海が広がる。ああ、これですよ、これ。



上陸休憩後、まずは円月島の裏側、陸地からは見えない方に来てみる。干潮時には岩礁に遮られほどよいプールになっている。20日に来た時は干潮、円月島の”穴”も浅くて通れない。27日にはなんと、ほどよく潮位があがり、漕ぎ抜けることができそう!


まずは、この機会をずっと狙って企画してくれていたIさんが通る。続いて皆さん通る。みなさん、この白浜が地元の方々ばかり。見飽きるレベルの観光名所、岸からすぐそこだけども、ある意味遠い。通るなんて考えたこともなかったような。そんな地元の魅力を体験してもらいました。




くぐって感じたけど.. でかい!もっとコンパクトなのを想像してたけど、巨大な何者かの股ぐらを抜けていく感じ。上空を飛行機が低く低く飛んでいった。





白浜は、それだけで大きな観光地。もっとも成功している観光地の一つだ思う。でも実はほんとに自然が豊かで美しい。そんな場所で、いちばんアナクロな遊びをしてみた。そういうのがすごく大切で、かっこいいと思ってる。




ちなみに!
円月島は上陸禁止:島全体がもろい岩石でできているので、触ればぼろぼろ崩れます。事故防止、島の保全のため上陸禁止です。それがジェットで遊びにくるアホがようけおんのや..
カヌーで漕ぐのはOK、でも:周囲の海水浴場は条例で出艇・ 漕行禁止。ダイビングエリア、グラスボート航行エリアに注意。


I & I Paddles
** 神戸/大阪⇔カヤックトリップ **

www.iandi22.com
www.instagram.com/iandi22
https://twitter.com/iandi22

0 件のコメント:

コメントを投稿