2019年5月5日日曜日

錦川キャンプツーリング - 2019/05/05-06

10連休最後の5-6日は、岩国・錦川へ。錦帯橋がかかる銘川。


スタートは根笠駅前から。川沿いには錦川清流線という鉄道が走っていて、川の上からも、時折、ピンクや青の可愛らしいワンマンカーが見える。


川下りでは、清流線の駅が目印になるし、ファルト旅では電車回送も可能。ただ本数が少なく、タイミングが合えば.. だが。1日目は根笠駅から行波駅までの川下り。


めちゃくちゃきれい。5月の青い空の光が川底の石を照らしている。瀬らしい瀬もないが、流れを抜けると自然と笑みが溢れてくる。


浅い川では、"ライニングダウン"をよく使う。ロープで引っ張りながらボートだけを流す。艇が浮くのでかなり浅くても流すことができるし、全体の重さがなくなるので多少擦ってもボートへのダメージは少ない。この写真では気づくだろうか?本流に木の枝が入ってストレーナーになっている。浅瀬を避けながら、このストレーナーを確実にかわすのは難しい。こんな時は迷わずポーテージしたい。



少しの休憩を挟んで、のんびり、でもしっかり漕ぎ進む。13kmほどあるからね。2,3時間で漕ぐには少し急ぎめかな。


行波駅前の河原でキャンプ。ダッチオーブンで料理を作ったんだけど、参加者みんなの持ち寄りのものを焼いて食べてたらお腹いっぱいになってしまった。


夜に作ったダッチオーブン、朝ごはん代わりにぺろりと完食。2日目はここから錦帯橋を抜け、臥竜橋までおよそ14km。


回送は錦川清流線で。電車も楽しいのよ!




錦川はどこまで漕いでも清流。本当に素晴らしい。程よく疲れてきたなという頃に錦帯橋到着!錦帯橋の下は漕げるんだけど、すぐ下流に小さい堰堤がある。要注意です..!




やっぱりこの川もめちゃくちゃよかった。関西からも意外に近いしね。特にファルト乗りはぜひ行くべし。川のまったりさも美しさもさることながら、電車回送の旅が可能なまさにファルト旅にお誂えの要素が揃っている。

今度はそんなツアーをしてみたいな。Yさん、Tさん、Aさん、お疲れ様でした!

2019年5月1日水曜日

仁淀川キャンプツーリング - 2019/04/29-05/01

清流を求めて高知・仁淀川まで.. 
平成最後、令和初と世の中騒がしい中、静かな静かな河原で過ごす二泊三日のキャンプ旅。


そんなまったりした旅ならよかったものの、数日前からの天気予報が的中し、三日連続雨続き。初日はキャンプ設営とBBQにとどめて、二日目から漕ぎ出す。



どこもだだ混みであろう10連休、ここにテント張ってるのは僕らだけ。タープを打つ雨音が気持ちいい。河原キャンプならではのトラブルもけっこうあったけどね...。そんなのも川旅の一つやね。


元々は、1日目は本村〜日の瀬、2日目は日の瀬〜くらうど、3日目にくらうど〜を漕ぐ予定。キャンプ地も移動する予定だったけど、 なんせ雨続き。1日目は漕ぐのを諦め、くらうど下でキャンプ。2日目に本村〜くらうど23kmのロングコースを漕ぐことになった。


スタートから日の瀬キャンプ場までの約5kmは、川が大きく湾曲し、大きな瀬も二、三ある。特に浅尾沈下橋のすぐ下流の瀬は、流速も落差もこの川最大級。流れ自体はまっすぐなので恐るるに足らないが、スリル満点。


時折現れる瀬を抜け、鏡のような瀞場を漕ぎ抜ける。この川を初めて漕いだのは2007年。ファルトを担いでバスと電車を乗り継いでここまで来た。計画も立てずにこのへんでええやろって漕ぎ出したのが、たぶん黒瀬キャンプ場。


そんなことを思い出しながら、これまでの川旅を思い出しながら、これからの旅を思いながら、パドルをゆっくり川面に差し込む。



コース中盤の"高知アイスの瀬"と"その次の瀬"。他に呼び方があるんだろうけど、僕はそう呼んでいる。高知アイスのお洒落な店内から"高知アイスの瀬"が丸見えで、僕らのカヌーがわっせわっせと波に煽られるのも丸見えだったろう。

"その次の瀬"も落差はないが、左岸に水が集まりかなり高いウェーブが立っていた。水風呂状態になったころには、みんなヘロヘロ。




かなりヘロヘロ&ヘロヘロになってキャンプ地に到着!お疲れ様でした!


三日目最終日は波川公園の少し下流まで。


靄のかかる幻想的な水面に漕ぎ出す。晴れて欲しいような、このまま靄に包まれていたいような気持ち。


加田キャンプ場の対岸のジャングル地帯を抜ければ、もうすぐ波川公園。ここでは少し物足りない。電車の鉄橋を潜って..


二日目に比べると、あっという間のゴール。けっきょく3日ずっと降り続け。僕にとっても3日連続雨カヌーは初体験でした。温泉入ってあったまろ〜


という、なかなかハードな仁淀川キャンプツアーでした。まぁでも、こんなこともあるわな!それとやっぱり、雨がしとしと降る中での焚き火は.. よい!