2017年12月6日水曜日

初めて漕ぐところのこと

ツアーがないときは、 新しいツアーコースの開拓に出かける。一般によく知られたコースだが、僕が知らないパターンもあるし、そもそもあまり知られていないパターンもある。

カナディアンカヌー。でかいな、これ。
琵琶湖湖東の沼や水路をチェックして、水郷で有名な近江八幡に向かう。 今回、かなりぐるぐる回ったおかげで、だいぶ全貌が掴めてきた。でもまだ I&I のコースとしては、もうちょっと何かが物足りないな、とも思う。

カナディアンは秋の湖によく似合う
 どこをどう回ったら、見所がさらに魅力的になるんだろうか。この場所の楽しさを一番感じるには、どんな季節がいいだろう。そんなことを考えながら、パドルをさす。

近江八幡・水郷巡りの船とすれ違う

橋をくぐるのも楽しい
そんなこと、何も考えずに、ぼ〜っと、その水面をつるつる行きたい。一方に、そんな気持ちがあるのも事実。


木津川の下流エリアは、カヌー始めたての頃、そんな気持ちで漕いでいた。

24号線が見えたらゴール。そんなツーリングを何回かやってみると、段取りもよくなるし、漕ぐのも上手くなってくる。泉大橋が見えたのは、予定よりもかなり早く、まだ漕ぎたい気持ちのまま、橋の下を通り過ぎてしまった。


そのまま、どこに流れ着くともわからない、川の旅が始まった。街の中を流れる木津川も、水面に出てしまうと周囲には、遠くの鉄塔や土手の上に時折現れる自転車以外、何も見えない。この大きな大きな流れが、これがあくまで"旅"なのだと告げる。


そのときは、夕暮れまで漕いでも上陸ポイントが見つけられず、結局どこまで漕いだのかわからないまま、やっと見つけたポイントで、軽トラのおっちゃんを捕まえて、最寄りの駅まで送ってもらった。でもその駅がどこなのかも覚えていない。

上津屋流れ橋は、流れていた
笠置から漕ぎだして、近鉄鉄橋のポーテージをした覚えがないから、まぁ、そのへんだと思う。上 津屋流れ橋までは漕いでない。


やっぱり、この川もすごく好きな川だ。僕の中でもうすぐ繋がりそうな予感がする。全区間を漕ぐのはもちろん、何かしら、こう、川の気持ちがわかるような錯覚に、完全に陥るまで、あと少し。

I & I Paddles
** 神戸/大阪⇔カヤックトリップ **


0 件のコメント:

コメントを投稿