まだ話す元気があるスタートポイント |
今回で3回目。「またやんのか、あのバカは」と年末の風物詩として、だんだん認知され始めたようで、人数倍増!奇特な連中総勢10名で、冬の川を漕いできました。
まだ話ながら漕げてるスタート直後 |
昨年なら、漕いでる間にじんわり暑くなってたものが、一向に温かくならない。瀞場で手を休めようものなら、上流に戻される。浅瀬でスタックする..
陸サポとして、ムッシュ、シェフ、エバグリヒロさん。心強いし本当に助かりました。ありがとうございました!
風を避け、車の間で身を寄せ合う参加者たち |
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まだ薄暗い6時半。僕は集合時刻ギリギリに集合したい派なんだが、ほとんどの参加者は早めに集合してくれる。おかげで、僕は到着直後から慌ただしくなってしまうので、ちょっと早めに現地へ向かう。
集合前の車内女子会 |
吉野高校前。風が強い.. |
前半は、浅瀬や細い水路をいかにスムーズに漕ぎ抜けるかが勝負。水位が低く、通れるルートが限られている。10月の台風の影響もあると思う、岩の位置や河原の形も変わって見える。
下市の頭首工。吉野川の水はここから奈良盆地に送られる |
いつもなら瀬や流れを使って遊ぶこの区間も、今回は素通り。このエリアをどれだけスムーズに漕げるのかという課題が、スーパーロングを通して理解できる。
最も遠くまで水が流れているラインを探すこと。そこに正確にボートを進ませることが大事。
岩を避けるためにバックパドルを入れる。アウト!岩にあたって返ってくる流れがあるはず。その弾力を使ってボートを流しましょう。
バックウォッシュに突っ込み水飛沫をあげる。アウト!バックウォッシュで艇の速度が落ちるし、方向もブレる。ブレたら、その修正のためのストロークが必要になって、その間ボートは進みません。それに今回のようなコンディションでは、濡れると寒い..
瀬の終盤、エディとカレントの境界が混ざりあってるところで、エディに取られてしまう。アウト!艇のしっかり下流にむけて速度をキープ、グリーンウォーターを掴みましょう。
30km 漕げば、否応無しにそんなポイントが見えてきます。
栄山寺でトイレ休憩。 |
自然とそういう事に留意するようにもなるんだけども、それよりも、何よりも、このあたりまで来ると、嗚呼、文句を言わずにやり切らんとあかんねんなぁ.. という気持ちになってくる。途中リタイヤする良い言い訳ないかなぁなんて考えていたのが、これもうやらなあかんねやなぁという感じ。
陽が傾いてきたな、という 頃、ゴールの橋が見えてきた。ただ"あの橋がゴールじゃなかったらどうしよう"という恐怖心が残る。
さらに近づき、ゴールを確信。最後の力を振り絞って漕ごうとするも、浅すぎでライニング。やられた...。最後は歩いて6時間50分。無事完漕!
陸サポメンバーに迎えてもらって、あったかいチョコドリンクとおぜんざいで生き返りました。
参加者も増え、陸上班の皆さんのおかげで、ずいぶんイベントらしくなりました。本当にありがとうございます。
こんなリバーカヤックの楽しみ方もありだと思います。六甲山全山縦走とか金剛山のダイヤモンドトレイルとかも、そんな感じよね。ヘロヘロになって、全部やりきったと言える気持ち。年一回か、数年に一回でいいから、また一緒に漕ぎましょうね。
また来年もやりまっせ!挑戦者、待ってまっせ〜!
以上をもちまして、I & I Paddles、2017年のツアー・イベント、全て終了。今年はほんまいろいろあった気がする..。I & I として成長もできた気がするけど、それよりもいろんな人に助けてもらった。本当にありがとうございました。
良いお年を!
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